勝利よりもポケモンの幅広い経験重視なのか、グライオンを出すサトシ!?

　トーノZEROのアニメ感想です。

　今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「ライバルトレーナー・ジュン登場！！」

あらすじ §

　サトシは、ヨスガシティでメリッサとジム戦をやろうとします。

　しかし、ジュンとのジム戦を終えたばかりのメリッサは今はできないと言います。

　せっかちで相手の言うことを聞かないジュンは、シンジに憧れるファンでした。そして、強いポケモンさえゲットすれば勝てると思い込んでいました。

　ポケモンの預け屋に化けたロケット団はポケモンを盗もうとしますが失敗します。その間、コジローはジュンからナタネに預けたサボネアが強くなったと聞き、喜びます。

　サトシとジュンはバトルすることになりますが、サトシが勝利します。

　それでも自分の弱さを認めないジュンに、サトシはメリッサとのジム戦を見に来いと言います。

感想 §

　ジュンという少年は面白いですね。

　少なくともサブタイトルに書かれたような「ライバル」とは思えません。明らかに、サトシよりも格下です。

　しかし、無意味な存在ではありません。彼は、シンジに憧れながらもシンジを全く理解していません。だから、シンジのように語りつつも、最終的に言っていることは全く違ってきます。

　だから、サトシにとってのジュンは、自分の正しさを考え直す契機ではなく、何かを伝えて導くべき後輩になるかもしれません。

今回の一言 §

　サトシが第2戦で出したのはグライオン。本気のバトルに出すにはまだまだですが、実地のバトルで経験を積ませていきたいポケモンです。それを出したところに、今のサトシの懐の深さがあると思います。単純に勝つだけならこの選択はあり得ません。しかし、幅広い経験を与えて強く成長させていく、という将来への布石を考えれば、たとえ負けても経験不足のポケモンを出す価値があります。

　そして、そのようなポケモンを出した上でジュンに勝ったということは、やはりサトシとジュンの間にはそれだけの実力の格差があったということでしょう。